最近ネット通販を利用した時に「コンビニ後払い」を選択できるショップを見かけることが多くなりました。
この「コンビニ後払い」システムのパイオニアである、株式会社ネットプロテクションズは2018年8月20日から新後払いシステム「atone」をEC-CUBEや侍カートなど、人気のプラットフォームと連携させることを公表しました。
目次
新後払いシステム「atone(アトネ)」ってどんなサービス?
現在ネット通販決済の主流はクレジットカードが占めています。しかしネット通販では特にファッションや美容、ゲームを利用している主な消費者層は10代〜30代までの比較的若い世代であり、この年代は日常的にスマホ決済を使う「キャッシュレス世代」です。
従来のネット通販時の「コンビニ後払い」システムは、取引が成立した後に支払い代行社から別途請求書が発行され自宅に郵送され、その支払い請求書を持って最寄りのコンビニや郵便局、銀行ATMなどで支払いができるシステムとしてシェアを伸ばしてきました。
しかし、決済方法が基本的には現金であることと、別途手数料が発生すること、与信がその都度実行され場合によっては利用できないケースも起こりうるなどのデメリットがありました。
今回ネットプロテクションズが公表した新後払いシステム「atone」は、2017年にリリースされて以来従来の後払いシステムの不満点を解消する、画期的なシステムとして業界内でも注目を集めています。
「atone」のサービス詳細について
「atone」のサービス詳細について説明していきましょう。
- クレジットカードがなくても会員登録すれば誰でも買い物ができる
- 1ヶ月分の買い物を翌月まとめてお支払い
- 会員登録は携帯電話番号とパスワードだけ!
- ユーザーのシステム利用料は毎月90円の定額制で決済時の手数料は不要
- ポイントシステムが標準装備されているのでポイント利用決済も可能!
使い方もとても簡単、ショップ注文画面で「atone」を選んだらポイント利用や注文詳細を確認して注文を確定するだけ!
モバイルファーストな操作画面なので、スマホユーザーでも楽々操作が可能です。
新後払いシステム「atone」について詳細を知りたい方は⇒こちら
今回「atone」が新規実装されるプラットフォームについて
2018年8月20日に行われたプレスリリースで、同日から「atone」の利用が可能になったのは、現在多くのEコマースで導入されている人気のプラットフォームです。
EC-CUBE
株式会社ロックオンが提供している、無料かつ高機能なオープンソース・プラットフォームです。従来から多様な決済方法にも対応可能でしたが、今回「atone」が標準で実装されることになりました。
EC-CUBEは、大手レンタルサーバーの多くがデフォルトで実装可能なEコマースプラットフォームなので、今後のネット後払いへのニーズに幅広く対応可能となることでしょう。
eltexDC
エルテックスが提供している、サイトとEコマースの統合型ASPです。
従来はホームページとEコマースは別に作成して運用するスタイルが一般的でしたが、これではサイト運用とEコマース運用のコントロールパネルが異なるため一元的な管理・運用が困難でした。
こうしたサイト運用側のリソース負荷軽減のために提供されている、人気のプラットフォームです。
侍カート
FIDが提供している統合販売や定期購入に対応しているASPです。ASPでありながら、EC-CUBEなみにクライアントの要望に応じた高度なカスタマイズが可能で、Eコマース側に業界では初めてAmazon Payを標準実装したことでも話題になりました。
今回の「atone」の実装により、さらに幅広い決済オプションに対応可能です。
楽楽リピート
ネットショップ支援室が提供する、小規模なEコマース運営に有利な単品販売や定期購入に対応した、オールインワンEコマースシステムです。
導入している企業の成長度合いに合わせた機能拡張も可能で、後から乗り換える必要がないのがメリットです。
「atone」を提供する株式会社ネットプロテクションズについて
「atone」を提供しているネットプロテクションズは日本では初めて未回収リスク保証型のコンビニ後払いシステム「NP後払い」を提供した企業として知られています。今では珍しくないネット通販の後払いシステムですが、シェア、知名度、信頼性ともにネットプロテクションズの「NP後払い」が他のサービスを大きく引き離しています。
2002年に「NP後払い」をリリースしてからは、前年度比140%以上の勢いで成長を続けるネット後払いシステムのパイオニアとしても多いに注目を集め、2017年に「atone」をリリースしたことでさらなるユーザビリティの向上のために今回、メジャーなASPやEC-CUBEとの連携が決まりました。
ネットプロテクションズについてもっと知りたい方は⇒こちら
マネプレはこう考えた
ネット通販ではフィッシング詐欺が後を絶ちません。大事なクレジットカード情報が盗まれないようにするためにも、ネット後払いシステムはユーザーとEコマースとの信頼関係を構築するために必須のシステムだと考えています。
しかし、従来型のネット後払いのスキームでは買い物ごとに請求書が郵送されてきて、業務が煩雑になりトラブルが発生するリスクも指摘されていました。
今回の「atone」がメジャーなASPやEC-CUBUのようなオープンソースと連携することで、今後のネットビジネスがやりやすくなることはユーザーにもEコマース運営側にも大きなメリットになるのではないでしょうか?
コメントを残す