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歩合給とは?の意味と使い方を解説

歩合給
「歩合給」という言葉があります。給与に関する言葉なので日常使うのではなく求人広告などで見る事が多い言葉です。
歩という言葉から、歩きまわる印象を感じますが必ずしもそうではない事を言葉の意味に関連して説明します。
他に意味に基づいた正しい使い方、間違った使い方について解説し、英語や中国語といった外国語での表現も紹介します。

歩合給の読み方

歩合給は「ぶあいきゅう」と読みます。この言葉の意味は詳しくは後に説明しますが、ここでは単語を要素に分解して考えてみます。
歩合には、「取引高・売上・出来高などに応じた手数料・報酬」という意味があります。他の意味もありますが歩合給に関係するのは、これです。一方「給」の方は給料・給与という意味です。歩合という漢字からはいかにも「歩き回って」との印象を感じますが、必ずしも「歩く」こととは関係していない事に注意してください。

歩合給の意味について

「歩合給」の意味ですが、辞書や法律・ビジネス関係の書物・サイトなどで調べると、「個人の成績や売り上げに応じて計算した給与」「出来高や成績に応じて支払われる給料」となっています。先に単語を「歩合」と「給」に分解してそれぞれの意味を調べましたが、その結果から考えると納得のいく意味ですね。
ただこの言葉は何となく理解できるが、きちんとした意味はわからないという人が多い言葉でしょう。
「歩いて稼ぐ」職種を考えると「歩」と成績が結びつくので言葉の意味がイメージしやすいです。

歩合給の正しい使い方

歩合給の意味から考えると、「個人がした仕事の成果・結果によって決まる」給与に対してしか使えません。
したがって「歩合給」は、どういった成果・結果をどれくらい挙げた場合に、どのくらいの給与を支払うという基準がきちんと決められている給与制度を表す場合に使わなければなりません。
したがって仕事をした時間・期間で、その結果に関係なく給料が支払われる場合には歩合給という言葉を使ってはいけません。
なお給与を歩合給だけにする事は違法なので、給与を歩合給だけで支給している所はないはずです。

歩合給の間違った使い方

では歩合給の間違った使い方ですが、仕事の成果・結果に関係なく給与が決まってしまうのに、それを歩合給として支給するとそれは嘘を言ってしまう事になります。
実際は時給や月給あるいは残業代であるのに、それらを歩合給として支給する場合などです。
給料のすべてを歩合給にするのは違法なので歩合給は、固定給に上乗せする形で支給します。ですから給与が固定給+歩合給となっていたとしても実際は残業代として出す分を名目上歩合給として出すなどしてはいけません。

歩合給を使った例文

ここでは歩合給とい言葉を使った例文を会話形式で紹介します。
この言葉は日常生活で使う言葉ではなく、求人広告や、会社との給与の交渉などといった場合や、給与に関するトラブル解決や相談などを弁護士等の専門家に依頼する場合に目にする言葉といえます。他に給与に関する法律などや仕事に関する話題を扱うサイトなどでも目にすることが多くなります。

歩合給の使い方【例文その①】

求人広告を見ている人たちが話している場合の会話です。
「会社の求人に固定給+歩合給とあるけど、これはどういう事ですが。」
「給与を全部、歩合給にすると場合によっては給与が低くなりすぎて生活できなくなる恐れがあります。だから歩合制をとっている場合でも固定給で一定の給与を保障しないといけないのです。」
「では仕事で成果をあげると、それが評価されて歩合給として上乗せされるわけですね。」
歩合給という言葉は、仕事の給与などについて話している場合に使う事が多いでしょう。

歩合給の使い方【例文その②】

もう一つの例は、歩合給についての疑問を専門家に聞いている場合です。
「歩合給に残業代を含めるのは違法なのですか。」
「歩合給の中に残業代を含めるには、一定の要件を満たす必要があります。それは”通常の労働時間の賃金と、残業代部分が明確に区別できること”という条件でこれを満たさないと違法で歩合給の中のいくらが残業代なのかは把握できませんので、この要件がみたされません。また明確に区別されていたとしても、名目が残業代というだけで実質はただの歩合給である場合があります。」
日常で多く使う言葉ではありません。

歩合給は英語でなんて言うの?

歩合給を英語にするとpercentage pay になります。他にpercentage salaries and wages やpiece wages などの訳語もあります。なお「歩合」は英語にするとcommission や percentage commissions になります。commission + pay またはpayment で歩合給になる訳ではないので注意してください。
また文章によっては percentage payment system が使われる事もあるので注意してください。

歩合給は中国語でなんて言うの?

中国語で歩合給は「提成工资」となっています。工资(gōngzī)は日本語にすると給料、工賃、賃金などの意味で提成の方は、「(商取引やそれに類する行為で)総額から一定の比率で差し引いた額を受け取る」との意味があるのですが、この単語の中では日本語の歩合と同じ意味で使われています。他に「比率工资」という訳語もあります。
比率は日本語でも使いますが、この単語では全く違う意味で使われています。同じ漢字文化ですが、同じ漢字で違う意味を持つ語には注意が必要です。

歩合給の類義語や関連語は?

歩合給の類義語には「出来高給」「業績給」などがあります。
出来高給は歩合給とほぼ同じ意味を持つ言葉です。出来高には「出来あがった総量。また、収穫した総量。生産高」などの意味があり歩合給より仕事の成果に対して払われる給与である事がよりイメージしやすい言葉になっています。
「業績給」も「仕事の成果に対して上乗せされる給与」で、歩合給と少し違うところがあるのですが全く同じ言葉として使っている会社もあるので、ほぼ同じ意味だと考えてよいでしょう。

歩合給の対義語は?

歩合給の対義語としては「固定給」があります。
「固定給」とは一定時間勤務するとその勤務時間に応じて一定額の給与が支払われる給与制度でたとえば日給制、時給制、月給制などがあります。
基本給という言葉がありますが、これは給与のベースとなるものでこの上に各種の手当が上乗せされたものが実際に支給される給与額になります。
固定給は、これらすべての手当を含んだ額になります。
会社の求人広告などで基本給の額を載せているところがありますが、そこでは実際貰える給与は、その額より普通多くなります。

歩合給を使った熟語や慣用句、ことわざはある?

歩合給を使った熟語はありませんので、歩合を使った熟語を見てみます。
まず「歩合制度」です。これは「成果に応じて賃金が支払われる制度」の事で、歩合給を支給する制度を意味しています。歩合制とも呼びます。
つぎに「歩合算」を紹介します。歩合には「ある数と他の数との割合」という意味もあります。歩合算で使われている歩合は、こちらの意味で「元高・歩合・期間などから、歩合高・合計高などを算出する計算法。百分算。」というのが歩合算の意味になります。

歩合給にまつわるサイト

歩合給に関するサイトを二つ紹介します。
「歩合給制とは?誰でも5分でわかる正しい意味と不当な低賃金への対処法」https://hataraquest.com/commissions-meaning
「歩合給の割増賃金の計算方法」https://syaroshi.jp/roumu_q_a/1805_1.htm

最初のサイトは、法律に関するサイトの中のページで歩合給の意味やメリットまた、これに関しての給与計算などについて述べたページです。
次のサイトは「 労務相談と判例」のサイト内のページで歩合給制度を導入した時、どんな風に賃金を決めればいいか、その計算方法を教えてくれます。
給与を出す側だけでなく、貰う側も計算方法や法律の知識を持って自分の給与をチェックするべきです。

歩合給の意味や使い方についてのまとめ

歩合給という言葉の意味や、どんな状況で使われるかについて少し詳しく見てきました。
仕事の成果・結果に対して給与が上乗せされていくという労働者の能力が評価されるすばらしい制度ですが、その評価基準を恣意的にいじったりすると給与を低く抑える事に使える給与制度だとも言えます。
歩合制を採用している会社で働く場合は、歩合給以外の部分もしっかり見なければなりません。

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