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程度とは?程度の意味と使い方を解説

程度
ある程度、200文字程度、高校生程度、など
度合いや量を表すときに使われる「程度」。
正確にここまで!という決まりがない時には
とても便利な単語ですよね。しかし、その曖昧さゆえに
「程度」にも個人差があったり、自分と相手とに「程度」の差があったりすることも。
では、一般的な定義として「程度」とはどのくらいなのか?
どこまでを「程度」として使えるのか。考えてみましょう。

程度の読み方

まず「程度」の読み方ですが、
だいたい人が“ていど”と読まれると思います。
他には、最初の一文字の「程」だけを読ませて
“ほど”と読むこともまれにあります。
また、小説や昔の書物の中には“ほうづ”や“ほどあい”と
読ませているものもありました。
(参考例文)
・仕舞にはそれが段々高じて、程度(ほうず)が無くなるばかりなので三千代も心配をする。
夏目漱石【それから】
・親方様の御親切の分らぬはずはなかろうに胴欲なも無遠慮なも大方程度(ほどあい)のあったもの
幸田露伴【五重塔】

程度の意味について

次に、「程度」の意味について。
国語辞典には、
1 物事の性質や価値を相対的にみたときの、その物事の置かれる位置。他の物事と比べた際の、高低・強弱・大小・多少・優劣などの度合い。ほどあい。
2 許容される限度。適当と考えられる度合い。ほどあい。
3 他の語の下に付きそれにちょうど見合った度合い、それくらいの度合いの、の意を表す。
とされています。
1はどのくらいなのか、2は盛りすぎているときなど、3はどのくらいなのかを前にその例となる物事をもってくることで、よりわかりやすい「程度」が表現できます。

程度の正しい使い方

では「程度」の正しい使い方。上記に挙げた意味1~3と併せてみていきましょう。
【1の場合】
ある物事がどのくらいなのか、を表現します。
「文化の程度が高い」「傷の程度は大したことない」「程度の差はあれ、誰もが損をした」
【2の場合】
物事の度合いや限度を表現しましょう。
「大きいにも程度がある」「いたずらといっても程度を超えている」
【3の場合】
その「程度」を表したい物事を前に持ってくるので、
「高校程度の学力」「二時間程度の遅れ」「申しわけ程度の金額」

程度の間違った使い方

そして気を付けたい使い方ですが、
やっかいなのが“ほど”と読むことができる点でしょうか。
同じ使い方ができる場合と、そうでない場合があります。
例えば、
①ここから車で10分程度です。
は、“ていど”でも“ほど”でもどちらでも使えますが、
②私は彼程度(ほど)成績が良くありません。
この時は“ていど”と読ますことは不自然な日本語になります。
①では、度合いの意味でどちらも使われることが多いです。しかし、②では比較や優劣を指すときに使う「程度」です。その場合に関しては、“ていど”と読ませることは少ないでしょう。

程度を使った例文

それでは、以上のことを踏まえながら例文を用意しました。
「程度」が“ほど”と読ますのか“ていど”と読ますのか。
または、どちらとしても使って良いのか。
正しく使い分けられているかチェックしながら見ていきましょう。
また、「程度」を比較や優劣として使う時は、相手を軽視する言い回しですので、気を付けて使うようにしてください。

程度の使い方【例文その①】

AさんとBさんとで、道路の距離について話している場面です。
Aさん「この直線道路はだいたいどのくらいの距離ですか?」
Bさん「詳しくはわかりませんが、200M程度だと思います。」
ここでは詳しくは分からないと前もって言っていますが、
もし、仮にBさんが詳しく距離を知っていたとしたら、
「200M程度」とは言わずに、きちんとした距離を伝えるでしょう。
でも、ものすごい細かい数字まで聞かれてないのに伝えると、道路オタクか何かと思われてしまうかもしれませんが。

程度の使い方【例文その②】

生徒と先生で大学進学について話しています。生徒の学力とそれに見合った進学先について話している場面です。
先生「進学先はどのへんを目指そうとしているの?」
生徒「○○大学に進学をしたいと思っています。」
先生「Aさん程度の実力なら△△大学も目指せますよ?」
これを例えば、軽視した言い回しにすると
先生「Aさん程度の実力だと○○大学は難しいよ」
となります。同じ「程度」で同じ場面でも、相手をどの「程度」表現するかで
言い方が変わってきますね。

程度は英語でなんて言うの?

世界共通語の英語での表現もおさえておきたいところ。
ここで日本語ってあいまいな、ふんわりした表現が得意だなと思うのが
「程度」のひとつの単語で様々な言い回しができるところです。
英語では、まったく違った単語になっていきます。

【度合】a degree、 an extent
【標準】a grade、 a standard、a level
【限度】a limit
【およそ】about

「程度」一言でニュアンスを使い分ける日本語ですが、
英語でははっきり表現を単語で分けていますね。

程度は中国語でなんて言うの?

次に世界人口第一位の中国。中国語を習い始める人も多いので、
中国語表現も見ておきましょう。
中国語で「程度」は、英語のように意味によって表現が変わります。
火候【huǒhou】
(知識・技能などの)程度
轻重【tiándì】
(事柄の)程度
田地【tiándì】
(多く望ましくない)程度
份儿【tiándì】
(物事が発展する)程度
地步【dìbù】
(…する)程度

日本語での「程度」という漢字は中国語にもあるのですが、
主に”学位“のことを指すようです。
程度【chéngdù】
(教育・能力などの)程度

程度の類義語や関連語は?

では、「程度」の類義語・関連語をみてみましょう。
一言で沢山のニュアンスがあるので様々な類義語・関連語があります。
【進歩過程を伝えたいとき】
水準 ・ レベル ・ 段階 ・ 度合い ・ 度
【学力などの比喩、優劣をつけるとき】
地位 ・ 品等 ・ 点数 ・ 位地 ・ 等 ・ 位置 ・ 立場 ・ クラス ・ グレード ・ 階級
【強さまたは量を伝えたいとき】
水準 ・ レベル ・ 程 ・ 次元 ・ 域 ・ 度合い ・ 度
【何かが広がる点または程度】
限度 ・ 程 ・ 限り ・ 度合い

程度の対義語は?

そして「程度」の対義語についてですが、
「程度」という曖昧な意味と相まってか、それこそはっきりとした対義語が出てきませんでした。。この「程度」一言に様々なニュアンスがあるということもありますが、
よく使われる「程度」はざっくりとした量を伝えたいときに使いますので
“大体”という意味にとれます。そこで“大体”の対義語が
“丁度”(きっちり。ぴったり。という意味)に当たりますので、ここでは“丁度”が対義語としました。

程度を使った熟語や慣用句、ことわざはある?

「程度」がつくことわざ・熟語・慣用句について調べてみましたが、ことわざについては「程度」がつくものはありませんでした。慣用句については次のようなものがあります。
慣用句
【程度問題(ていどもんだい)】
物事の本質は問題にならないが、その程度が適当かどうかが問題となること。物事にはおのずから限度があるということ。「正直なのもよいが程度問題だ」
【身の程知らず(みのほどしらず)】
自分の地位・能力の程度を理解していないこと。

程度にまつわるサイト

今回「程度」について調べる上で参考になったサイトです。
ふりがな文庫
https://furigana.info/
様々な日本語のふりがなが掲載されており、それがどの著書の文章に出てくるかまで掲載されています。合わせて、有名な著書の一節も見られるので見ていて勉強になります。

Lang-8~世界中のネイティブスピーカーが、語学学習を応援してくれる~
http://lang-8.com/554045
これは日本語について外からの視点で見ることができるので、普段私たちが当たり前に使っていた言葉ももう一度意識して、見直すことができます。

程度の意味や使い方についてのまとめ

いかがでしたでしょうか。
「程度」にはその一言で様々なニュアンスが込められていましたね。
そして読み方も、普段何気なく漢字に変換している「程度」と「程」そこには多少の使い分けがあることもわかりました。「程度」という曖昧なニュアンスの言葉そのものを、きっちり明確にすることは日本語としてナンセンスなことかもしれませんね。

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