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特記とは?の意味と使い方を解説

特記
「特記」という言葉は、書面などで見かけることは少なくないとは思いますが、自分が使うことはそう多くないと思います。
実際に自分が使うとなった時のために、意味や使い方などをおさらい、再確認の意味で、紹介していきます。また、英語や中国語などの外国語での「特記」を意味する単語なども加えて紹介していきたいと思います。

特記の読み方

「特記」は「とっき」と読みます。「特」の字は「とく」と読みますが、この場合は「く」の部分は促音の「っ」となります。ふつうに「とくき」と読むとカ行が続くので読みづらくなることから、こういった促音を利用した「とっき」となります。他にも、「特化」などもこれに当てはまります。また、「記」の方は、「しるす」という読み方もありますが、別の語と組み合わされた場合は、特殊な場合を除き、「き」と読むことがほとんどになります。

特記の意味について

「特記」の意味は、基本的には、「特別に記すこと」という意味になります。字を読んだ通りだと言えば、それまでですが、実はこの意味には重要な部分があります。それは、例えば本文やメインの部分とは別に、書かなければならない重要な部分が「特記」となるのですが、「特記なし」というように、書かないこともあるのです。重要度が高い記載になるものが、実は必須ではないという、一見すると矛盾しているような、実に日本語的な表現なのです。

特記の正しい使い方

「特記」は意味や読み方でも解説しましたが、重要度の高い、注意して見てほしい部分などを「特記」とすることが多いです。役所に提出するものであったり、公的な書類などで「特記事項」というような欄を見たことがあるかもしれません。また、小説などの印象深い表現として「今日まで何の特記すべきことも無かったわが町において・・・」といったものもあります。いずれも正しい使い方なので、こういったものにならって使えば間違いはないでしょう。

特記の間違った使い方

「特記」の間違った使い方ですが、例えば、「ある人間が特別に記載したこと」という意味では「特記」は使えません。「この書類は社長が直々に特記したものである。」というような使い方は出来ないので注意しましょう。この場合の「特記」に含まれる「特別」の意味は、「特別な地位にいる人間」といったような意味なので、「特記」としてはふさわしくありません。これは同じような意味を持っていても、ニュアンスで大きく違ってしまう例の一つなので、覚えておくとよいでしょう。

特記を使った例文

「特記」の持つ意味や、読み方などはなじみ深い単語の組み合わせということで、わかってもらえたと思います。また、使い方は正しい使い方と間違った使い方の紹介で、ある程度は理解できたと思います。ここで、さらに理解を深めてもらうために、実際に使っているシーンを、わかりやすく会話形式の例文を紹介したいと思います。

特記の使い方【例文その①】

ある企業で後輩社員が作った資料を先輩社員が、確認をしている。それについての二人の会話。
「うん、良くできているけど、少し誤字が目立つかなあ。」
「すみません、確認不足でした。」
「長い文章の中から、誤字を確認するのは大変だから、難しい漢字はその都度確認した方がいいよ。」
「はい、わかりました。」
「よし、じゃあ、これで・・・。あ、特記事項ちゃんと書かなきゃだめだよ!この企画は重要ポイント多いんだから!そこ忘れないでよ~。」

特記の使い方【例文その②】

不動産屋で部屋を探す人間と、不動産屋との会話。
「すみません、アパートの部屋を探しているんですが。」
「でしたら、こちらのエントリーシートをお書き下さい。」
「この特記事項というのは何を書けばいいんですか。」
「これだけは譲れない。とか、こういう特殊な条件のとこがあったらといったような希望ですね。」
「なるほど、だったら、幽霊が出る物件お断り。と」
「あはは・・・。」
だれでもお断りしそうなことだが、特記事項に書くほど嫌だったようだ。

特記は英語でなんて言うの?

「特記」は英語で「special mention」と書きます。「特別な」を意味する「special」と、「言及する、述べる」
といったような意味の「mention」が合わさった言葉です。
「the action of making special mention of something」といったような使い方に案ります。意味は、「取り立てて言うこと」となりますが、イコールで「特記すべきこと」という意味になります。

特記は中国語でなんて言うの?

中国語で「特記」は「特别提一下」と書きます。意味は、「特別に言及すること」となりますが、イコールで「特記」となります。発音は「テービィー ティー イーシャ」となります。使い方としては、「并没有什么特别提一下。」という例文になります。意味は「特記すべきことはありません」となります。日本語での「特記」よりかは遠まわしな言い方になりますが、使い方としては同じですし、単語をつないで出来上がるのは英語と似ている部分があるので、覚えやすいかもしれません。

特記の類義語や関連語は?

「特記」の類義語は「特に書くこと、注意すること」といった意味合いでいくつかあります。まず、論文や書物などで良く見るのは「特筆する」というのがあります。「特」という字に、「書く」というような意味を持つ「筆」がついた単語になります。また、「特に強調する」や「特に引き立たせる」、「特に力説する」といったものも類義語として扱えるでしょう。いずれも「特に~」といったものなので、字面からもわかりやすいですね。

特記の対義語は?

「特記」の対義語は形式的なものはありません。しかし、拡大的に解釈すればいくつか挙がります。まず、「それほど重要度は高くないが、知っておいても良い」という意味で用いられる「余談」というのが対義語と言えるかもしれません。また、重要度の低さでいえば、話し上の「横道」というのも対義語と言えます。そういった意味では「脱線」や「回り道」のほかにも、「逸脱」や「枝分かれ」なども当てはまると言えるかもしれませんね。

特記を使った熟語や慣用句、ことわざはある?

「特記」を使用した熟語で、公的な場に発表するものや資料、お堅い場面で用いられるような書類などで良く見るのは「特記事項」などが挙げられます。使用例としては、「ここに特記事項を記載して下さい。」といったものがあります。この場合、「特記」という単語に、「書く、記す」という意味が含まれており、、そのあとに、「記載する」という単語で同じ意味が二重になってしまっていますが、間違いではありませんので注意しましょう。

特記にまつわるサイト

ここで「特記」に関連するサイトを紹介したいと思います。
まず、IBMの特記事項のページです。実際に特記事項がどういう場合に用いられるのかがわかりやすいと思います。
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/SSFKSJ_7.1.0/com.ibm.mq.doc/mq78100_.htm

次に、「建築士の必要知識」というページの「特記仕様書」について解説されているものです。建築士になりたい方だけでなく、一般の方も知っておくといいかもしれませんね。

特記仕様書

特記の意味や使い方についてのまとめ

「特記」という言葉について、わかってもらえたのではないでしょうか。
どういった場合でも、「特に、特別に」という部分が強調された使い方がされていますので、近い意味の場合は用いるのもいいかもしれません。しかし、間違った使い方の項でも紹介したように、「特に、特別に」が意味するところの違いに気をつけなければ、間違った使い方になりかねませんので注意しましょう。

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